お花と共にある暮らしの楽しさを伝えるサイト「ルジュ・フルーリはな野」
「ルジュ・フルーリ」は、野花と遊ぶ、
「はな野」は、季語で、秋にも春があるという意味です。
兵庫県宝塚市の自宅を拠点に月、2回のお教室と2年に1回の花展を開催しています。
2016年7月6日(水)テーマ「夏が来る」時のお教室より
2016年6月7日(火)テーマ「梅雨」時のお教室より
2014年11月4日(火)テーマ「秋さなか冬のけはい」時のお教室より
2014年9月30日(火)テーマ「夏のおくりものと秋」時のお教室より
暑い夏を乗り越えて来たオクラを主役にして差し上げましょう。オクラとオクラの間に秋を入れ、外には入れないことでよりオクラをひきたたせることができますね。
葉っぱは、美味しくいただいちゃいました!モロヘイヤのきれいなワイン色の幹ですが、その足下にケイトウの花をより短く生けることで、空間の広がりも生まれ、一緒に添えらられたアオジソとともにお互いの姿がもっと生かさると思います。
花材の持っている姿をそれぞれにとても良く、生かされておられる作品です。
・2014年7月1日(火)・2日(火)テーマ:夏間近
生徒の皆さんの作品をご覧下さい。
お花の写真をクリックしていただくと写真全体をご覧いただけます。
2013年6月18日(火)テーマ「梅雨の中休み」時のお教室より
日本の梅雨独特のじめじめしたこの時期に咲く野花は湿気を好みます。
でも、雨が少ない今年の梅雨。
少々バテ気味の野花達にお水をいっぱいあげて、生き生きと元気に咲かせてあげた作品をご紹介します。
ドウダンツツジ、シマチガヤ、どんなに細くても小さくても、一本一本、その姿を大切に生けてあげると、不思議な事に野花達が喜んできます。
少しお行儀悪いくらいに、それぞれの空間をあけたことで、伸びやかさが出て、いきいきとしてきました。
ホタルブクロも、とても楽しそうでまさに水をえた魚のように元気で楽しさが伝わる作品になりました。
2013年5月7日(火)テーマ「春」時のお教室より
野に咲くいっぱいのお花を見るとついうれしくなって、たくさんのお花を生けたくなりますが、
一本でお花をきれいに咲かせるようにシンプルに生ける事が基本だと思っております。
一本のお花を一番きれいに再び咲かせる。
お花の生命をいただき、摘むとき、野に咲くお花の姿を観察し、その声をしっかり聞いてみてください。
どんな風に生けてあげたらその子が一番きれいになるのか、不思議とイメージが浮かんできます。
私達が美容院に行って、自分に似合う髪型にカットしてもらうように、
そのお花に似合う姿にしてあげてくださいね。そして花器やサブの花材を選んであげてください。
きれいにしてあげる子は誰なのかをしっかり意識して、生けてあげてください。
そんな作品のアドバイス前と後をご紹介させていただきます。
ソテツを使って春を表現した
作品です。
空間を整理したことで、
下から上への流れが
強調されました。
春の若い生命力という
メッセージがストレートに
伝わる作品となりました。
長方形の空間を想定します。
縦の線を生かせるヤマアジサイの枝やシャガの葉っぱという花材です。
下から上へ、伸びやかな流れを創りました。
アクセントの赤い椿達がまるでお話ししているみたいに互いを意識しています。
うららかな春の姿が再現されましたね。
2013年4月2日(火)テーマ「春らんまん」時のお教室より
しっかりとお花の声を聞く事。何よりも大切な事だと思っています。
そのお花はどんな所でどんな姿で咲いていたのでしょうか。
その事を忘れないで生けてあげて欲しいと思います。
そしてそのお花が一番きれいに見えるよう光をあて、風を通してあげます。
太陽がどの方向からあたっているのか、風はどっちから吹いて、お花はどのように反応するのか。
自然を観察する事はとても重要です。と言うよりとても楽しい事です。
一斉に土から新しい命が芽生える春はまさに地面からやってきます。
下から上へと力強く伸びる若いエネルギーの中にある春のうららかさとぬくもりを表現した作品。
アドバイス前と後をご紹介させていただきます。
個性的な花器が生かされた作品になりました。
ガクアジサイの枝の伸びやかさがしっかりと春の力を表現してくれています。
地面からの息吹が聞こえてきそうな花を咲かせる前のハナミズキ。
フェシラズのオレンジで春のうららかさとぬくもりがプラスされました。
花器と花材で空間を創ります。
チドリソウの濃い色のお花を下のほうにしっかりと落ち着かせることでバランスが良くなりました。
上の方に入った薄い色のお花が春のうららかさをとても良く表現しています。
ウンリュウヤナギの線がうまくマッチして、下から上へ力強く伸びる春のエネルギーが表現された作品になりました。
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